TOPICS

不安に向き合っていますか?

相続は自分に関係ない、何をすべきか分からない?

株式会社はなまる手帳が、30~50代の子世代と50代~70代の親世代を対象とした「親と子の相続意識調査2021」を実施。相続対策をしているかという質問をしたところ、「対策をしている」と回答した人は子世代が10.3%、親世代が12.3%といずれも1割程度にとどまり、世代関係なく全体の9割が対策していない実態が明らかとなりました。また、3人に1人が、「相続について考えたこともない」と回答しています。

裁判所「司法統計年報 (家事事件編) 」によると、相続調停で争われている金額の4分の3以上が「5,000万円以下」であることから、相続は「莫大な資産を持つ人」だけの問題ではなく、一般的な家庭こそ対策が必要な問題であるのかもしれません。

出典:株式会社はなまる手帳「親と子の相続意識調査2021」

子どもや孫に迷惑を掛けない、親とのお別れはしっかりとしたい。

株式会社冠婚葬祭総合研究所が、団塊世代を中心に男女1600人に行ったアンケートです。葬儀を「出来るだけ立派に行ってほしい」かを調査したものですが、「自分の葬儀」と「家族の葬儀」への想いを並べてみると、家族の葬儀は立派にしてあげたいという傾向が強くなっています。また、その他のアンケート結果をみても、家族については直葬よりも葬儀会館等を利用して、しっかりとお別れの機会を作りたいという結果が読み取れます。

下段の円グラフは、一般社団法人終活協議会が約700人に対して、お墓に関するアンケート調査を実施したものです。お墓を必要だと思わないと回答した人はわずか10%で、多くの方がお墓は必要だと捉えています。お墓に対する意識も多様化してきていますが、それでも多くの方が先祖代々のお墓の継承や、自分自身のお墓について悩み、後世に自分の存在や生きた証をどのように残していくか考えているという結果となりました。

なかなか、自分の死後について、ご自身で考えもしないでしょうし、ましてや家族と相談をしているという方は少ないのではないでしょうか。

株式会社冠婚葬祭総合研究所「葬祭等に関する意識調査」平成28年5月